断崖絶壁

競馬。重賞の復習記事、最近の開催の血統傾向、馬場傾向分析についての研究など。亀谷敬正さんのサイト、ブラッドバイアス血統馬券プロジェクトのユーザです(www2.blood-b.com/wp/)。

4月9日の復習(1)桜花賞

※血統に対する検討を書きはじめました。

4月9日の復習

桜花賞

馬コメント

レーヌミノル

祖母プリンセススキーは87年旧阪神で行われたラジオたんぱ杯3歳(現在の2歳)牝馬S(G3)勝ち馬。フサイチヒロシ(芝1200mで1600万勝ち、ダ1400G3で3着)など。母の産駒は11頭のうち10頭が芝で1勝以上。ダートで勝ち星なし。芝での回収値は本馬を除いても105円と優秀。OPでは2012年フローラS3着のダイワデッセー、2013年スイートピーS3着のダイワストリームと芝で仕上がり早く、3歳までのOPでの回収値も高かった。コース、距離別でも芝短~中距離で特に差はなかった。ただし、2000m以上で好走した産駒は父スペシャルウィーク。父ダイワメジャーは1800m以下で馬券に。本馬も、2400mや2000mで特にパフォーマンス上げるタイプではないのでは。

ダイワメジャー産駒は馬力+スピードで勝負するタイプ。気分よく走れないと脆さもある。過去10年の桜花賞は良馬場で、9頭出走して14人気3着のプリンセスジャック1頭のみ好走。人気だとマークされるし、差し脚比べだとディープ産駒に劣る傾向。今年は水分残った馬場でハイペースなのに結局先行して粘り込めるという特殊な馬場に嵌った感じはある。近年、桜花賞で活躍していたディープ産駒の牝馬が、今年は出走少なかったのも運命的に感じる。

 

リスグラシュー

兄弟はすべて牝馬。特に仕上がり速いというわけではないが新馬勝ち馬もいる。母系にミルリーフの血があって、本馬の父はハーツクライなので、父母父トニービン凱旋門賞的な欧州ナスルーラ系を2本も持っているので、スピード勝負向きでもないのでは。またトニービン持ち馬はスタート鈍かったり急かすとかえってダメな馬も多いと思う(ルーラーシップとか)。

ハーツクライ産駒は、全体では2~3歳重賞では目立った回収ではない。特に1200~1400mでは0-0-0-8で父のイメージどおりに中距離以上で体力活かしたいタイプ。しかし、特にノーザンF生産馬に限れば該当馬の2~3歳重賞は単複ともにプラス。該当23頭のうち13頭が1回以上馬券になっていて、単または複回収値プラス。本馬もノーザンF生産馬。育成~仕上げで違いが出ている感。

本馬は2着とはいえ昨年の阪神JFのパフォーマンスが圧巻だった。今回はトライアルよりも速い流れ、タフな馬場も体力活かせる好材料だったのだと思う。同父ではヌーヴォレコルトオークスを勝っているし、間隔とって成長期待できそうなのと、距離伸びて体力必要になるのは良いと思う。

 

ソウルスターリング

結局、主流サンデー系の産駒が1、2着だったが、それでも3着に踏ん張ったのは基礎的な能力の高さ。

フランケルの産駒は少数(世界的にも種付け頭数が抑えられているし、高額なので日本への輸入馬も少ない)。その父ガリレオ産駒よりはスピードとキレがありそう。母は米、仏の芝中距離G1を6勝。

同じ父フランケルミスエルテ(母は米AWの短距離G1勝ち馬)は今回、重馬場不安との陣営コメントもあり、結果も惨敗。とはいえフランケル産駒自体は重い馬場自体はプラスといちおう想定。ミスエルテは母系からの1400指向と、直線平坦コース指向(同馬の母父Pulpit産駒は芝での回収も単複100円超えているが、中山や阪神では標準以下の値)が強いのでは。

フランケルハービンジャーも父ノーザンダンサー系であり、欧州万能種牡馬ダンチヒを持っている馬。フランケルを「スピードのあるハービンジャー」と仮定すると、東京マイルが阪神マイルよりも合っているとは言い難い(高速馬場でスピードがより要求されるから)。

したがって本馬の母系からは距離延長したほうが期待できそう。NHKマイルCヴィクトリアマイルよりは、オークスで。またほんとうに直線勝負になった場合はキレ負けする可能性。

 

(4着以下の馬)

ワキタエンカ

ディープ産駒。母系はパッとせず特に仕上がり早いわけでもない短距離血統。それだけに秋に新馬勝ち~比較的安定して走っているのはディープインパクトの力か、育成~調教の力か。ディープ産駒とはいえ控えてキレで勝負するのではなく、揉まれずスピードと体力活かす形で好走しているのは母系の米国血統の影響だと思う。兄も中山ダ1200を外枠から先行して勝っている。ここまでは厳しい流れを先行して粘るという見どころのある競馬ができているが、同様のパターンで2、3歳戦を勝ち上がったディープ産駒が3歳春以降、不調になるパターンは多い。好位~差し競馬ができるか、2000mくらいの中距離で走れるタイプは、古馬までそれなりに走っている。単調な競馬で短めの距離しか使えないと、先行き不安。

ゴールドケープ(◎)

重賞ではスピードに欠けそうだったが重い馬場なら、と期待してみたが、中団から伸びず。外目の枠や少頭数が良さそう。

母は小倉2歳S勝ちのジュエルオブナイル

ワークフォース産駒は、芝ダートともに標準以下の回収。芝向きだがスピードや器用さがないといったイメージ。ちなみに新馬~500万下の芝、ヤヤ重以下の馬場で、コーナー2回+7、8枠の馬は単複ともに大幅プラス。良馬場だと基本的に当てにならないが、人気薄で馬券になるのは後方から追い込み決めるとか、外枠から差すとか、2番手から粘るパターン。

 

レースコメント

やや重い馬場。当日、最内は伸びていなかったが、下級条件ではバラけていたため枠傾向は出ず。桜花賞も中~外枠の実力馬+内に入りすぎず、直線は外に出したリスグラシューが上位。